企業理念のページ

明治クリックスの企業理念は「正直」「親切」「丁寧」です。この企業理念ができた経緯をお話しします。

明治クリックスの企業理念は、「正直」「親切」「丁寧」です。当たり前と言えば当たり前の言葉が並んでいると思われるかもしれません。これには理由があります。じつは、この3つ、会社側が制定して社員に守らせている言葉ではないのです。この企業理念ができた経緯をお話します。

社長のイラスト

古い体質が残っていた明治クリックス

今から10数年前のことです。私が明治クリックスの経営を創業者から引き継いだとき、弊社はまだ、古い体質が残ったシロアリ駆除業者でした。売上げがすべてで、標準価格などあってないようなもの。見積もり金額はなるべく高く、また仕事の内容よりも1日にたくさんの「件数」をこなす社員が評価されていました。当時のシロアリ業者はどこもよく似たものだったと思います。

若い社員から集まった声

私は若い社員たちにアンケートを取りました。これからどんな仕事をしていきたいのか。大切にしたい言葉を10個あげなさい、と。すると、4位以下は答えがバラバラでしたが上位の3つは不思議と一致していました。それが「正直」「親切」「丁寧」だったのです。

もっと「正直」な仕事がしたい。

お客様に「親切」な仕事がしたい。

今より「丁寧」な仕事がしたい。

それは、これまでの仕事のやり方になにかおかしいと感じていた若い社員たちの心からの声でした。

これまでも、これからも「正直」「親切」「丁寧」

私はこの3つの言葉を明治クリックスの企業理念に制定し、それ以来、社員全員の行動指針として大切にしてきました。弊社の業務内容は、一般住宅のシロアリ駆除から美術館・図書館等の文化財保護にシフトしてきましたが、お客様の目の届かないところで作業をする仕事に変わりはありません。プロではない一般の方が仕上がりのチェックをすることも難しいでしょう。だからこそなによりも誠実さが求められる仕事であり、「正直」「親切」「丁寧」の大切さは、これからもずっと変わることがないのだと思います。

就業規則の一例です(抜粋)

第7条役職と役割

2.各事業部は部長を置き、その下に次長・課長・係長・主任を配置します。

3.主任は概ね入社後3年を経たもの、係長は7年を経たもの、また 課長は10年を経たもので会社への貢献度や責任の負い方などに 加え、社会経験を加味して与えられます。

■役割(責任)と権限
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
人事評価
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
事業部の予算立案と実行
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
事業部のMPの立案と実行
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
人材の育成計画案と実行
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
日報の作成
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
日報の管理
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
月報の作成
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
経費の決済(予定経費)
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
経費の決済(新規経費)
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
勤怠の管理
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
報告書の決済
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
見積書の決済
事業部長
次長
課長技G
課長文G
係長
主任
一般
  • ◎責任者
  • ◯主担当者
  • ◇担当者不在時に代替

会社にはさまざまな業務があります。

働きやすい職場とは、自分がなすべきことがはっきりしている環境であると考え、ポジションごとに明確な役割と権限を定めました。

自分の業務範囲の中で、責任を持って仕事をしてください。

第13条年次有給休暇

採用の日より6か月間継続動務し、所定労働日の8割以上出勤した従業員に対して下表の年次有給休暇が与えられます。

3.第1項の出勤率の算定にあたっては、年次有給休暇、産前産後の休業の期間、育児休業期間、介護休業期間及び業務上の傷病による休業日による休業の期間は出勤したものとして取り扱います。

〜間略〜

5.年次有給休暇は次年度に繰り越すことができますが、その有効期限は付与日より2年間とします。

勤続年数
年次有給休暇日数
6ヶ月
10日
1年6ヶ月
11日
2年6ヶ月
12日
3年6ヶ月
14日
4年6ヶ月
16日
5年6ヶ月
18日
6年6ヶ月以上
20日

有給は半日単位で使うことができます。
お子さんが急に熱を出したり、介護の親御さんを病院に連れて行くなど、フレキシブルに、そして有効に使えるような有給制度に改めました。

第20条教育

会社は、従業員の技能知識教養を向上させるために必要に応じて教育を行い又は外部の教育に参加させることができます。

2.従業員は、会社が指示した教育の受講等を命じられたときは、正当な理由なくこれを拒むことができません。

文化財保護の仕事は、文化財に対する深い理解と、業務で使用する薬品等の取り扱い、管理の知識が必要になります。働く上で必須の資格、持っていたほうが有利な資格があり、弊社では資格取得に関する費用は全額会社負担とし、社員の向上心を応援します。

第21条表彰

従業員が次の各号の一に該当したときは、その都度審査の上、表彰します。

    1. 業務成績、優良で他の模範と認められるとき
    2. 業務に関して、有益な発明考案をしたとき
    3. 災害の防止又は非常の際、特に功労があったとき
    4. 前各号に準ずる程度の業務上の功績が認められるとき
  1. 表彰は、次の各号の1つ又は2つ以上を併せて行なう。
    1. 表彰状の授与
    2. 金又は賞品の授与

表彰制度も大切な待遇だと考えています。業務に直接関係する功績はもちろんですが、災害の際のボランティア活動なども対象とし、よい行いはどんどん褒めようという姿勢で積極的に表彰します。

第50条退職金

勤続3年以上の従業員が退職しまたは解雇されたときは、退職金を支給します。ただし、第23条第一項⑦により懲戒解雇された者には、退職金を支給しません。

税制上は退職金の社内積み立てが認められておらず、中小零細企業では退職金制度がないか、あっても10年以上勤務の場合が多いのではないでしょうか。明治クリックスはたとえ短期間でも事業に貢献してもらった社員の方に報いたいと考え、3年以上の勤務で退職金を支給する制度を設けました。

第57条健康診断等

従業員には毎年1回以上の健康診断を行います。法に定められた者は6か月に1回実施します。

2.従業員はこの健康診断の受診及び結果を会社へ通知することを拒否することができません。

3.健康診断結果の情報は安全配慮義務を果たす関係上、会社が一括して管理を行います。よって、従業員個人に健康診断結果が通知された場合でも、従業員はその結果を会社へ提出する義務を負います。

4.健康診断の結果、特に必要のある場合は就業を一定の期間禁止し又は職場を配置替えすることがあります。

文化財保護の仕事環境は、カビ、ホコリ、薬品等がつねに身の回りに存在しています。業務にあたっては防毒マスク、防護服を着用しますが、定期的な健康診断を行うことで安心して働ける環境を作ります。またインフルエンザの予防接種も会社の経費で行います。